​桑を育てる

・3月・・・苗を植える

地植えのほうが成長も早く、厚みのある葉っぱが採れます。

ベランダなどで育てたい場合は、鉢植えでも大丈夫です。直径30cm以上の深めの鉢がおすすめです。

​根に直接当たらないように、少し肥料を与えます。

・4月・・・若葉が芽吹く

一見枯れているような枝の節々から茶色い薄皮を破ってきれいな緑色の若葉が顔を出します。いちばんワクワクする季節です。

ちょうど桜の花が開花する頃。(名古屋市の場合)

​気温の上昇とともに、一気に芽吹き、やわらかい葉っぱが次々と増えていきます。

・5月末~6月始め・・・葉が茂り、実がなる(品種による)

品種によって異なるので、養蚕向けの「一ノ瀬」や「はやてさかり」などは、葉の採取が目的なので、結実しないことが多いです。園芸用の実のなる品種や公園などに自生しているヤマグワ系の木は、白い花が咲いてから、徐々に赤くなり、黒い紫色になったら食べ頃。しっかり熟すと自然の地面に落ちて、あたり一面が紫色に染まるほど。鉢植えの場合でも、毎朝片手一杯くらいずつ、約一週間桑摘みが楽しめます。

​葉っぱが増えてきたら、カイコを育てるのも楽しみのひとつ。気温が25~30度以下の頃が育てやすいです。

・5月~7月・・・葉を採取

柔らかい葉を摘んで料理に使ってみてください。天ぷらや炊き込みご飯がおすすめです。その後、葉の色が徐々に黄緑から濃い緑になり、厚みも出てきます。たくさん採れたら自家製の桑茶が作れます。

採れた葉っぱを洗って、水気を​切ってから、天日で2~3日しっかり乾燥させれば出来上がりです。沸かした湯に入れて少し煮出して飲みます。干す前に3~5分蒸すと、より甘みのあるお茶になります。乾燥したものを、ミルサーなどで細かく砕いておけば、料理やお菓子作りに使えます。

・8月~9月・・・もう一度葉を採取

地植えの木は特に成長が早いので、この時期ふたたび、ぐんと伸びてたくさんの葉をつけます。しかし、栄養不良や水不足だとしたの方からだんだんと葉が黄色くなってしまいます。黄色くなった葉は、お茶には向きません。

・11月・・・葉が落ちる

桑は落葉樹なので、秋冬は葉のない枯れ枝のような見た目となります。が、鉢植えの場合は数日おきに水やりを忘れずに。

・1月~2月・・・剪定

葉が落ちてしまったら、来年もまたよい枝ぶりになるよう、短く剪定します。思い切って短くしても大丈夫です。春になればそこからぐんと成長します。庭に植えてどんどん背丈を伸ばすつもりなら、剪定せずそのまま成長させればいいです。

・4月・・・春が来て、ふたたび若葉が芽吹く